花シリーズ ヤマザクラ

4月28日発行



春の息吹を感じる、山桜の優美。1961年ヤマザクラ切手の魅力

新緑が芽吹き始める4月、山々を淡いピンク色に染めるヤマザクラ。ソメイヨシノとは異なる、野趣あふれるその姿は、多くの人々を魅了します。今回ご紹介するのは、そんなヤマザクラが描かれた、1961年(昭和36年)発行の「花シリーズ」切手、4月に登場した「ヤマザクラ」切手です。日本の春の風景を閉じ込めたこの切手には、どんな物語と価値が秘められているのでしょうか?

日本の原風景を伝える、一枚の切手の魅力と価値

1961年4月28日に発行されたヤマザクラ切手は、「花シリーズ」の第四弾として登場しました。青空の下、山肌を優しく彩るヤマザクラの姿が、繊細な色使いで描かれています。ソメイヨシノの華やかさとはまた違う、素朴で力強い美しさが、この小さな切手から伝わってきます。発行枚数は、同じシリーズの他の切手と同様に800万枚です。

気になる現在のカタログ評価は250円。同じシリーズの1月に発行されたスイセン切手の800円と比較すると、やはり低い評価となっています。これは、市場における流通量や人気、保存状態など、様々な要因によって変動します。

しかし、切手の価値は値段だけではありません。このヤマザクラ切手からは、日本の原風景とも言える、自然の力強さや、そこに咲く花の生命力を感じることができます。春の暖かな日差し、鳥のさえずり、そして山を彩る淡いピンク色。この一枚の切手は、私たちに日本の美しい自然を思い出させてくれます。

あなたのコレクションに春の彩りを

もしあなたが古いアルバムや切手コレクションをお持ちでしたら、ぜひその中に1961年発行のヤマザクラ切手が眠っていないか探してみてください。春の山を彩るヤマザクラを見つけたなら、それはあなたのコレクションに優しい春の息吹を届けてくれるでしょう。

もしお持ちのヤマザクラ切手の価値が気になるようでしたら、他の花シリーズの切手と合わせて、切手専門の買取業者に査定を依頼してみるのも良いかもしれません。専門家に見てもらうことで、それぞれの切手の持つ歴史的、文化的価値を知ることができます。

また、このヤマザクラ切手をきっかけに、身近な自然の中に咲く山桜を探してみるのも素敵です。ソメイヨシノとは異なる、力強い美しさを持つ山桜に出会えるかもしれません。

さあ、あなたも1961年ヤマザクラ切手を通して、日本の春の豊かな自然を感じ、あなたのコレクションに新たな彩りを添えてみませんか?